環境貢献と地域活性化を図るため、山武郡市の生活者と、林業者、木材利用関連の従事者が協働して、森林の再生と地球温暖化防止につながるサンブスギ材の長寿命化を実現する新月伐採法の意見交換会、現場見学会を行う。

木は、これまで長いあいだ樹木としても木材としても人間に寄り添って人の暮らしや心を支えてきた。言いかえれば樹木は、山を守り空気を再生し、水を育て、陸と海と空すべての生活圏を活かし続けている。しかし、日本の林業及びそれに連なる産業は、今低調期にある。そのため、経済産物としてだけでなく自然環境の大きな担い手である森林は放置され、人々の暮らしから遠ざかっている。しかし、この山武市地域には森林は生き物の活力の源泉であることを良く理解し、「森林蘇生による温暖化防止と地域活性化を同時に達成する地域づくり」を成し遂げたいと思っている人達が少なからず存在する。この人達と連携・協力しさらに人の輪を拡げながら、「森林を活用した温暖化防止」を図る。具体的には木を高耐久、長寿命に導く新月伐採法(適期伐採、適時養生)の技術を用いて、山武地域のシンボルであるサンブスギの魅力と実力を引き出す。それにより、地域の人達の元気を呼び戻し、山武地区に、良い自然環境と木の文化を取り戻す。

NPO新月の木国際協会を連絡拠点とし、提携者の早船里山の会の活動地帯他、山武郡市地域一帯。

「温暖化防止に役立つ森林の再生」の課題に関心または関わりを持つ地域住民の大人と子供すべて、林業とその事業に関連する団体・個人。

8月:山武郡市地域で、木材の使い道と魅力を自分の目で確かめ、山武郡市一帯の森林の復興に貢献したい人を対象に「サンブスギを使った建物や工作物(木下家具などの製作現場)の「見学会
及び意見交換会(パート1)を開催
10月:山武郡市地域で良質で信頼性のあるサンブスギ材の新しい作り方として新月伐採法を学びそれを普及する力を身につけたい人を対象に「講演会及び意見交換会(パート2)」を開催。
12月:山武市早船でサンブスギの新月伐採と履歴現認記録(トレーサビリティ)の実際を自分の目で確かめ、サンブスギ事業の復興を助けたい人とこの事業を応援したい人たちを対象にサンブスギの新月伐採法演習の現場見学会を開催。

※クリックすると別ウィンドウでpdf.ファイルが開きます。

 7月分

 8月分

 9月分